2011年6月15日水曜日

朝の徘徊  森おやじ編

最近このブログは日記ではなく、「月記」になってしまっていたので長編を投稿します。

時間は朝の4時過ぎ。
いわゆる「トトロの森」の近くの山林を、いわゆる森ガール同伴でカメラ片手に徘徊。



通り道にはいくつものクモの巣があり払いながら歩く。我々が今朝最初に入った証拠だ。


森といっても上り下りが激しいので軽い山だ。
ここら辺は東京都で管理された公園扱いなのだが、車が不法投棄してある。
かなり古いように見えるが、なぜ撤去しないのだろうか。
見せしめ?それとも撤去しないのではなく、できないのか?ククク...



この辺りは子供のころの遊び場で、そもそも管理された場所ではない立入禁止地帯に分け入って遊び、沼地にハマって死ぬかと思ったり、マムシに遭遇したり、干上がった湖でカラスの大群に襲われて泣きながら全力ダッシュした記憶がある。



木から朝露が滴る音と物の怪の鳴き声しか聞こえない誰もいない早朝の山林で、連れは自称森ガールのくせにビビっていたが、わしにとっては「庭みたいなもんなんだから」と言って細い脇道をずかずか進む。

しかしハチだけは全く苦手で、ハチ=恐怖という頭になってしまっているので、こんな標識があるだけで鳥肌もので、もうそこから先には進めない。



山の稜線の道を進み、途中トイレでうんことヤニを一服してから、脇道を下ると湿地帯のような所にでる。





進んでいくと田んぼが見えてきた。




田んぼのその向こうに藁葺屋根の民家と竹林。
この絵が欲しかったんだよ。
東京でも奥地ではない市街地のすぐ近くにこんな所があるのだ。



舗装道路に出たが、再び山の稜線の道で帰ろうという事で、わき道を登っていくと、、




いきなり!
木の幹、目線の高さに「ぶううううー」という低い羽音とスズメバチの姿が!
距離は1メートルもない!無理だ!
元来た細い下り坂を泣きながら全力ダッシュで逃げる。
まさに泣きっ面にハチ。

山で下り坂を走るのは非常に危険で、しかもぬかるんだ赤土と木の根が出ていたりする細い道をダッシュで降りたのに二人とも転ばなかったのはわしらの運動神経がどうこうではない。

最近、こういうところに来ていなかったので、頭ではわかっていても体が勝手に動いてしまった。
街でおねいさんを見て体の一部が勝手に動くことは良くあるけどw

もちろん写真なんかとれません。(プロのカメラマンはこういう状況でも普通に撮影するんだろうけどw)
あまりにビビったので、そのままバスで帰ったヘタレでしたw

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