2010年8月11日水曜日

日本を出て初めて口にする味

マカオの魅力にハマって久しく、「旅行=マカオで過ごす」という頭になっているのだが、携帯電話マニアとしては香港の「先達広場」は外せない。必ず行く。マカオに行く前の儀式みたいなもんだ。
ここはビルの1F-2F(GF-1F)に秋葉原のラジオセンターやラジオデパートのように小さい店が密集している。ほとんどの店で売られているのは「携帯電話」。たまに修理屋だったり、携帯電話アクセサリ屋だったりする。わしは行けば必ず全ての店で陳列している品物をチェックし、何かしら買ったり、修理で預けたりする。
ここの店は共通の在庫リストをもっていて、店ごとに在庫していない品物はその在庫リストを基に仕入れと販売を同時に行っていると思われる。そういう香港で手に入る携帯電話は日本の「ケータイ」とは別物で、この先達広場で売っているものはさらにマニアックな平行輸入品も普通に在庫している。しかしその在庫にもない劇レアな品物が先の「在庫リスト」に掲載される。

わしが買うのもこの在庫リストにあるものばかりで待たずに普通に買ったことがない。
時にはROMやOSの入れ替えや言語の入れ替えを依頼する場合などは店の人から電話をかわってもらい直接ブローカー(らしき人)と話して細かいリクエストをする。



話が決まって「ブツ」が店に届くまでの小一時間はこの先達ビルの並びのマクドナルドの隣にある麺粥店でコンビニで買ったサンミゲルを持ち込み、粥と油条を食いながらチビチビ呑む。

そう、日本を出て初めて口にする味は必ずこの店のこの粥と油条とサンミゲルなんだと気がついた。
(機内食は「味」のうちには入らないのは当たり前だからな)

0 件のコメント: